KOBUDO -古武道-
純邦楽【尺八:藤原道山(ふじわらどうざん)】、クラシック【チェロ:古川展生(ふるかわのぶお)】、ポップス【ピアノ:妹尾 武(せのおたけし)】、異なるジャンルで活躍しているこの3人のトップアーティストが意気投合し、2007年に結成。日本の伝統と感性を大切にしながら、様々な音楽のルーツを取り入れ、新しいインストゥルメンタルの世界を創造している。
演奏家としての抜群の技術はもちろん、コンポーザーとしての評価も高く、テレビ番組、ドラマ、CM、舞台音楽などのテーマ曲も手掛ける。また、編曲および演奏を担当した楽曲が台湾のミュージックアワード「金曲奨」にて最優秀編曲賞を受賞し、海外でもその実力が認められる。コンサート活動は東京・大阪でのレギュラー公演をはじめ、全国各地で開催。2022年にはデビュー15周年を迎えた。2025年10月には10枚目となるオリジナルアルバム「panorama」をリリース。3人が織りなす繊細かつ壮大なKOBUDOサウンドは様々な音楽ファンを魅了し続けている。
https://www.kobudo-otoemaki.net/
古川展生(ふるかわのぶお)<チェロ>
桐朋学園大学卒業後、ハンガリーのリスト音楽院に留学。
1998年帰国とともに、東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任、現在に至る。
ソリストとしても、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とした室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」やレニングラード国立歌劇場管弦楽団との全国ツアーなどを含め、国内外のオーケストラ、著名指揮者との共演も多数。セイジ・オザワ松本フェスティバル(旧サイトウ・キネン・オーケストラ)、宮崎国際音楽祭等にも毎年参加している。2003年第2回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
ソロ活動においては、全国各地でリサイタル、室内楽の活動を精力的に展開。他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行うなど、クラシックにとどまらずポップス、ジャズ、タンゴと幅広いフィールドで目覚ましい活躍を続け、映画「おくりびと」ではテーマ曲のソロ演奏を担当するなど、人気、実力ともに各方面から最も注目を集めているチェリストである。
これまでに10枚のソロアルバムと2枚のベストコレクションをリリース。
http://nobuofurukawa.com/
妹尾 武(せのお たけし)<ピアノ>
小学生の頃からクラシックピアノを始め、その後国内・海外のポップスなど様々な音楽に出逢う。大学時代に作曲した作品が細野晴臣監修のコンピレーションアルバムに収録されたのを機に、プロとしての活動を開始。
以降、作曲家としてゴスペラーズ「永遠(とわ)に」をはじめ、髙橋真梨子、鈴木雅之、露崎春女、夏川りみ、平原綾香、宮本笑里、東方神起、Clementineなど多くのアーティストに楽曲を提供するほか、松任谷由実、加藤登紀子、谷村新司、小沼ようすけなどのレコーディングやライブセッションにピアニストとして参加。
一方で、ピアノを中心とした自身のソロアルバムもリリースしており、2019年6月に9枚目となる「LAST LOVE」を発売。テレビドラマ「チーム・バチスタの栄光(フジテレビ系)」、「いま、会いにゆきます(TBS系)」などのサウンドトラックも数多く手がけている。また、2005年からスタートした「港めぐりツアー」やクリスマスコンサート「東京クリスマス」、劇伴曲を中心に演奏する「Senoo Sound Tracks」など、コンサート活動も多数。2024年、芦屋市民文化賞授賞。
https://www.senootakeshi.com/
藤原道山(ふじわらどうざん)<尺八>
10歳より尺八を始め、初代山本邦山(人間国宝)に師事。東京藝術大学卒業、同大学院音楽研究科修了。在学中、皇居内桃華楽堂において御前演奏。安宅賞、令和2年度(第71回)芸術選奨 文部科学大臣賞、第5回服部真二音楽賞ほか受賞。伝統音楽の演奏活動及び研究を行うと共に、「KOBUDO -古武道-」の他、尺八アンサンブル「風雅竹韻」等のユニット活動、様々なジャンルのミュージシャンとの共演を積極的に行う。フランス国立ブルターニュ管弦楽団と藤倉大作曲「尺八協奏曲」を初演。
小学校及び中学校音楽教科書 (教育芸術社)の執筆・編集・出演、後進の育成、「音結プロジェクト(学校公演及び尺八寄贈活動)」など、普及・教育活動にも力を注ぐ。本年、デビュー25周年を迎え、ピアノとのデュオアルバム「邂Kai」をリリース、11/30に東京藝術大学奏楽堂にてオーケストラ公演を予定。
現在、公益財団法人都山流尺八楽会所属・竹琳軒大師範。都山流道山会主宰。公益財団法人日本三曲協会会員。生田流箏曲彌生会音楽顧問、東京藝術大学副学長・音楽学部准教授。美幌観光物産大使(北海道)
http://www.dozan.jp